白木結衣筆　絹本肉筆画　春月夜

春の到来を告げる花々に夜空に浮かぶ朧月
穏やかな里山の情景に、うさぎの親子が佇んで──

どこか懐かしさを感じる自然豊かな里山の春月夜を画題に
古来より長寿や幸運の象徴とされてきたうさぎが
安らぎと幸福感をもたらす貴重な肉筆作品。
「前田青邨記念大賞」「日展」入選に輝く白木結衣画伯が
やわらかな朧月の光から、花びらの一枚に至るまで
繊細な筆づかいで情緒豊かに描き上げます。

• ■気鋭の日本画家によるオリジナル肉筆画
• ■正絹絵絹に一筆一筆丹念に手描き
• ■干支にちなんだ「卯（兎）」の作品
• ■作品の趣に合わせた典雅な掛け軸または金箔仕上げの飾り額にてご提供
• ■作者の直筆署名・題字・落款入りの桐箱または題箋が付属

うっすらと霞がかった稜線に、夜空に浮かぶ朧月。春の花々で鮮やかに彩られた野原では、あたたかな風に誘われて現れたうさぎの親子が、やわらかな光を纏う月を見上げて──いつの時代も変わることなく繰り返されてきた里山の春の情景。このたび、現代日本画壇で実績を重ねてきた注目の女流画家、白木結衣画伯により、吉祥の動物として古来より親しまれてきたうさぎと春の風情を描いた貴重な肉筆作品を、特別にご案内できる運びとなりました。眺める人々の心を明るく照らし、幸せが満ちあふれるようにとの祈りが込められた名作『春月夜』のご案内です。

注目の女流画家が一筆一筆心を込めて描く
春の夜の詩情豊かな風景

白木結衣画伯は、「前田青邨記念大賞」「日展」をはじめとする権威ある公募展に相次いで入選を果たすなど、若くして輝かしい実績を積み上げてきた実力派です。みずみずしい感性で自然の情景をとらえた作品世界は、細部に至るまで白木画伯ならではの、たおやかな情緒と趣にあふれ、繊細優美な画調とともに高い評価を得ています。ここにご案内するのは、待ちわびた春の到来を、朧月に照らされた里山の情景にうつして描いた肉筆画。白木画伯がその麗筆をふるい、毛の柔らかさが伝わってくるほど丹念に描き込んだ愛らしいうさぎの姿や、野山に咲き誇る春の花々、夜空に浮かび辺りを明るく照らす月と、詩情豊かなモチーフを一風景に表現しました。

濃紺の夜空から月光が明るく降り注ぐ野原への、グラデーションも美しい背景。霞がかった稜線がぼんやりと浮かび上がるその向こうには、満月の朧月がやわらかな光をたたえ、幻想的な春の夜を演出しています。手前の野原を彩るのは、つくしやたんぽぽ、蓮華に菜の花、桜といった花々。特に桜は、月明かりに浮かぶシルエットとしてさりげなく描写され、白木画伯の洗練されたセンスが遺憾なく発揮されています。そして、毛の一本一本に至るまでふんわりと立体的に描かれたのは三羽のうさぎ。うさぎは古来より長寿や子孫繁栄、幸せの象徴としても親しまれており、跳ねる特徴から卯年は景気が良くなるともいわれている吉祥の動物です。その愛らしいうさぎたちが、まるで月を愛でるかのように親子で仲睦まじく憩いの時間を過ごしている姿は、心癒されるだけでなく、眺めているだけで幸せな気持ちで満たされそうなほど、いきいきとした魅力にあふれています。肉筆画だからこそ直にご覧いただける巧みな筆はこびや色彩美とともに、心温まる世界観をお楽しみください。

暮らしを彩り幸福を願う吉祥の美術作品
画趣に合わせた掛け軸と飾り額をご用意

暮らしに彩りと安らぎをもたらし、幸福を願う吉祥の芸術作品、白木結衣筆『春月夜』は、インペリアル・アートギャラリーの特別企画商品です。日本画の繊細な表現が際立つ「正絹絵絹」を用いた絹本画で、小唐草貴船緞子の中廻しに、木瓜紋金襴の一文字・風帯、軸先には陶製黄瀬戸釉美濃焼を用いた風雅な軸装、または金箔仕上げ木製枠と金襴張りマットを使用した豪華な額装のいずれかよりお選びいただけます。なお、本作品は、一点一点白木画伯ご自身による手描きのため、ご提供数にも限りがございます。ぜひお早めにお申し込みください。