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西田俊英筆 近衛桜 日月(左隻)
- 仕 様
- ●材質:本紙=版画用紙に彩美版® +手刷りシルクスクリーン+金箔、一部本金泥使用 額=金泥仕上げ木製枠、金襴張りマット、前面アクリル板
●サイズ(約):画寸=37.5×72.5cm、額寸=55×90×厚さ4.5cm
●重さ(約):3.8kg
●日本製
西田俊英筆 近衛桜 日月(左隻)
一括価格 250,000円(税込275,000円)
発送手数料 700円(税込770円)
黎明の陽に輝き、金彩に舞い散る幽玄の桜──。
一千有余年の歴史が息づく歴代天皇の御座所「京都御所」。
その北西・近衛邸跡で、京に早春を告げる糸桜を描き上げた
現代日本画壇の重鎮、西田俊英の「近衛桜 日月(左隻)」が
画伯自身の許諾と作品所蔵美術館の協力のもとで制作されました。
現代先端の製版技術による高精度印刷と手刷りシルクスクリーン技法を駆使し
豊麗な細枝にふわりと咲き匂う、原作の気韻を余すところなく表現。
眩い金箔の輝きが、さらなる格調を添える素晴らしい名作です。
- ■日本芸術院会員・日本美術院同人の日本画家 西田俊英による名作
- ■西田俊英画伯の正式認可と原作所蔵美術館の協力
- ■150点限りの制作番号付き限定版作品
- ■現代先端の製版技術と高精度印刷技術を駆使
- ■手刷りシルクスクリーンと一部金箔と金泥で制作
- ■西田俊英画伯による解説書が付属
- ■高雅な金泥仕上げの木製枠に金襴のマットによる豪華額装
- ■画伯直筆の署名・落款・制作番号入り
しんと静まり返り、空が白み始める黎明の時。朝靄の地平線から浮かび上がる朝日が、ゆったりと咲き広がる枝垂れ桜の大樹に金色の光をあてると、豊かに流れる薄紅の滝が優美な姿を現しはじめる。幾星霜もの春を数えた大樹の蕾は仄かな陽光に目覚め、咲き匂い、やがて時の移ろいとともに、はらはらと舞い散っていく…。
時の帝や公家たちが愛で、幽玄の世界に遊んだ名樹、京都御所「近衛桜」。日月の移り変わりとともに千変万化の美を魅せるその姿を、四曲一双の屏風に描き上げた現代日本画壇の重鎮、西田俊英の大作「近衛桜 日月」。その夜明けから真昼までの情趣を描いた左隻がこのたび、150点限りの版画作品としてご提供できる運びとなりました。数メートルにもおよぶ屏風の迫力そのままに──。西田俊英画伯自身の正式認可と原作所蔵美術館、郷さくら美術館の協力のもと、繊細な質感描写や豊麗な色彩、そして凛と張りつめた荘重な気韻までをも見事にうつした限定版美術作品のご案内です。
夢かうつつか、朝が明けて陽に輝く近衛桜の情趣
西田俊英画伯は端麗な筆致と雅趣あふれる幻想的な色使いで匂い立つかのような自然美を表現する、日本芸術院会員・日本美術院同人の当代を代表する日本画家です。花鳥風月の静かな麗容とともに巨樹や動物、人物の瑞々しい魂の輝きを力強く捉えた作品の数々は第八十回院展日本美術院賞大観賞や第九十回院展内閣総理大臣賞、日本芸術院賞など、数多の権威ある賞を受賞。現代日本画壇の重鎮として日本画界を眩い才で照らしています。
“世界に発表する桜の名作を描いてほしい”。「近衛桜 日月」は、現代日本画の専門美術館「郷さくら美術館」からの依頼により、画伯が何年もの取材と構想を練り描き上げた名作中の名作です。朝が明けては陽に輝く希望に満ちた桜の姿、やがて陽は移り、しっとりと日暮れて静かな三日月となる時の移ろい──。蕾から徐々に花開き、爛漫たる盛りを過ぎ、やがて名残を惜しむかのように花嵐が舞う。そんな桜花の美しくも儚い輪廻が春の情味を深く醸し出します。
制作にあたっては、現代先端の製版技術と高精度印刷技術に手刷りシルクスクリーン技法を駆使し、さらに金箔を手貼りすることにより、原画さながらの臨場感が実現しました。ふわりと枝垂れた桜花の合間には煌びやかな金箔や金泥があしらわれ、幽玄の趣に華やかな格調を添えて。リビングや書斎に飾れば、観るほどに心を誘う夢うつつの世界が目前に。典雅な芸術の気韻をお部屋にはこぶとともに、西田芸術の粋をつぶさにご覧いただける、美術愛好家垂涎の逸品と申せましょう。
凛と漂う気品とあでやかさ
西田芸術の気韻までをも再現
西田俊英「近衛桜 日月(左隻)」彩美版®シルクスクリーン版画は150点限りの特別な美術作品として制作され、西田俊英画伯による直筆の署名・落款・制作番号が記されます。また作品の格式と画風にあわせてしつらえた金泥仕上げ木製枠・金襴マットによる豪華額装にてお届けいたします。和洋、どの空間にもしっくりとなじみ、心に美の真髄と風趣を呼ぶ本作品を、この好機にどうぞご愛蔵ください。
現代日本画の専門美術館 郷さくら美術館
郷さくら美術館は、現代日本画をご覧頂くための専門美術館として、2012年3月に東京の中目黒に開館されました。コレクションは昭和以降生まれの日本画家の作品を中心に収集され年4、5回の展覧会を開催しています。「近衛桜 日月」が収蔵される郷さくら美術館が位置するのは、桜の季節には大勢の花見客で賑わう目黒川のほとり。「満開の桜を日本画で楽しんで頂く」というコンセプトの「桜百景展示室」は、桜がモチーフの屏風作品を含めた大作十数点をお楽しみいただけます。(※冬季展覧会のみ開催なし)
彩美版®とは
「彩美版®」は共同印刷株式会社の登録商標です。
長年の経験により培われた画像処理技術を元に、厳選された素材に高精度デジタルプリントを施し、画材の質感と豊かな色調を再現した共同印刷独自の高級美術複製画です。一枚一枚に職人の手刷りによるシルクスクリーンを施し、豊かな色彩や筆遣いといった原画の持つ鼓動までも表現しています。半世紀以上にわたり高級複製美術品の制作を続ける共同印刷の「彩美版®」は業界屈指のブランドとして、その高い品質から多くの美術愛好家の方に支持されており、美術関係者からも高い評価を得ています。
日本画家 西田俊英(にしだ しゅんえい) 略歴
- 1953年
- 三重県伊勢市に生まれる
- 1975年
- 再興第60回院展初入選
- 1977年
- 武蔵野美術大学日本画科卒業
奥村土牛、塩出英雄に師事 - 1983年
- 第7回山種美術館賞展優秀賞受賞
- 1984年
- 第4回東京セントラル美術館日本画大賞展大賞受賞
- 1990年
- 第1回両洋の眼・現代の絵画展推奨受賞
- 1993年
- 文化庁芸術家在外研修員として一年間インド滞在
- 1995年
- 再興第80回院展日本美術院賞大観賞受賞
第1回足立美術館賞受賞 - 1996年
- 再興第81回院展奨励賞受賞
第2回天心記念茨城賞受賞
日本美術院奨学金賞受賞 - 1997年
- 再興第82回院展日本美術院賞大観賞受賞
- 1998年
- 日本美術院同人に推挙
- 2000年
- 広島市立大学芸術学部教授就任
- 2002年
- 再興第87回院展文部科学大臣賞受賞
- 2005年
- 再興第90回院展内閣総理大臣賞受賞
- 2006年
- 第12回足立美術館賞受賞
- 2012年
- 武蔵野美術大学教授就任
第18回MOA岡田茂吉賞大賞受賞 - 2014年
- 第10回春の足立美術館賞受賞
- 2017年
- 「森の住人」日本芸術院賞受賞
日本芸術院会員となる - 2020年
- 「近衛桜 日月」を制作
- 現在
- 日本芸術院会員
日本美術院同人・理事
武蔵野美術大学日本画学科教授
広島市立大学名誉教授 - 師
- 奥村土牛、塩出英雄
西田俊英筆 近衛桜 日月(左隻)
一括価格 250,000円(税込275,000円)
発送手数料 700円(税込770円)