I・E・I コレクション
上村松園 筆 鼓の音 軸装
- 仕 様
- 【掛け軸】
●材質:本紙=特製絹本(彩美版®・シルクスクリーン)
天地=薄浅葱地宝冠牡丹文緞子
中廻し=鼠地竹屋町風唐花唐草文緞子
一文字・風帯=白地二重蔓唐花唐草文金襴、軸先=新牙(樹脂)
桐箱=桐製(題名印刷)
●サイズ(約):画寸=42.6×52.8㎝ 軸寸=138.5×66.5㎝
●重さ(約):475g
●大和三段表装
●日本製
【飾り額】
●材質:本紙=特製絹本(彩美版®・シルクスクリーン)
額=金泥仕上げ木製枠、金襴張りマット、アクリル板
●サイズ(約):画寸=42.6×52.8㎝ 額寸=60×70.8×厚さ4㎝
●重さ(約):3.4kg
●日本製
上村松園 筆 鼓の音 軸装
一括価格 149,800円(税込164,780円)
発送手数料 700円(税込770円)
いま、まさに鼓を打たんとする若き令嬢。
その張りつめた面持ちは、凛として初々しく──
ニューヨーク万国博覧会に出品され、絶賛を博した巨匠・上村松園による不朽の名作を
松園の孫で著名な日本画家・上村淳之画伯の監修のもとに複製。
清新な色彩や円熟の筆づかい、芸術の気韻や日本画特有の質感までも
現代最高水準の絵画複製技術を駆使して忠実に再現。
所蔵する松伯美術館の開館20周年を記念して発行される珠玉の限定版美術作品です。
瀟洒な額装、または、格調高い軸装にてお届けします。
- ■ニューヨーク万国博覧会出品作
- ■松園の孫で日本画壇の重鎮・上村淳之画伯が監修
- ■現代最高度の絵画複製技術を駆使して制作
- ■金泥仕上げの高級額装と本格大和三段表装による軸装の2種類をご用意
- ■上村淳之画伯と美術館の書き下ろしによる解説書が付属
- ■インペリアル・アートギャラリーからのみご提供
- ■500点限りの特別限定版お一人様一点限り
あでやかな朱に山桜を染めた振袖に金の鳳凰紋の帯を締め、盛装したうら若き令嬢。指先に想いを込めて鼓を打つ姿は、初々しくも凛として……。近代日本美術に偉大な足跡を残した女流画家、上村松園が絵筆を振るった「鼓の音」。このたび、所蔵する松伯美術館の開館20周年を記念して特別に複製・頒布されることとなりました。松園の孫である現代日本画壇の重鎮・上村淳之画伯の監修を得て、原作そのままに甦った本作品。松園が理想とするたおやかで気品あふれる女性が描かれた円熟期の美人画で、1940年のニューヨーク万国博覧会にも出品された不朽の名作です。
女性として初めて文化勲章を受章した美人画の巨匠、上村松園
近代日本画史上に輝く美人画の大家・上村松園は、明治8年、京都に生まれました。幼い頃より天賦の画才を発揮し、京都府画学校に入学後、幸野楳嶺や竹内栖鳳の門下で研鑽。明治23年には弱冠15歳にして「四季美人図」が第3回内国勧業博覧会で一等褒状を受賞し、英国皇子コンノート殿下の御買い上げとなります。以来、美人画一筋に生涯を捧げ、円山四条派を基に、格調高い作風をもって近代美人画を大成。昭和16年には帝国芸術院会員に推挙され、昭和23年にはその偉大な画業が認められ、女性として初めて文化勲章を受章しました。今日、松園の作品は国内のみならず、海外においても高い評価を得ています。
近代美人画を代表する名作を忠実に再現
松園の孫で現代日本画壇の重鎮・上村淳之画伯が監修
巨匠・上村松園の美の精髄が息づき、ニューヨーク万博で絶賛された「鼓の音」。音の余韻が残る静寂のなか、心を指先に集中し、いま、ふたたび鼓を打たんとする若き令嬢。少し緊張した面持ちは凛々しくも健気で、渾身の力を込めて鼓を打っているのでしょう、その指先は赤く染まっています。涼やかな目もと、ぼかしの美しい眉、ふっくらとした唇など、松園ならではの画技が冴えわたり、着物の意匠や髪形、簪や笄などの細部にも松園独自の美意識が貫かれました。自らも謡曲を嗜んだ松園は、謡曲に因んだ作品を数多く残しています。中でもこの「鼓の音」は、若い女性の匂い立つような美しさのなかに、澄みきった精神性を表現した出色の傑作です。複製にあたっては、松園の孫にして現代日本画壇の重鎮・上村淳之画伯の厳正な監修を仰ぎました。現代最高度の絵画複製技法「彩美版®」と金彩を駆使。簡潔にして美しい描線、あでやかな色彩、日本画独特の質感や品格にいたるまで、原画そのままに再現されました。
500点限りの特別予約限定版
瀟洒な額装と格調高い軸装にてご用意
「鼓の音」は松伯美術館開館20周年を記念してインペリアル・アートギャラリーからのみ特別に頒布される限定版美術作品で、提供は500点のみとさせていただきます。作品の風格に鑑みて、瀟洒な金泥仕上げの高級木製額装または、高級緞子と金襴地を用いた大和三段表装にてご用意。いずれにも承認印とエディションナンバー入りの証紙が貼付され、作品の価値の高さを証します。近代美人画の大家による美人画の名作は、お部屋を芸術の香気で満たし、訪れる方の称賛を浴びることでしょう。どうぞお早めのお申し込みをお勧めいたします。
松伯美術館

上村松篁・淳之両画伯からの作品の寄贈と近畿日本鉄道株式会社からの基金出捐により1994年3月に開館。松園・松篁・淳之三代にわたる作品、草稿、写生などの美術資料の収集と保管、展示を通じ、上村家3代の画業を紹介している。また、特別展や公募展などの開催を通して、日本画の普及、若手作家の育成を目指している。
上村松園 略歴
- 明治8年
- 京都に生まれる。
- 明治20年
- 京都府画学校に入学。鈴木松年に師事する。
- 明治23年
- 第3回内国勧業博覧会にて「四季美人図」が一等褒状を受賞し、英国コンノート殿下のお買い上げとなる。
- 明治26年
- 幸野楳嶺の門下となる。
- 明治28年
- 竹内栖鳳に師事し、画家として立つ決心をする。
- 明治33年
- 日本絵画協会、日本美術院連合第9回共進会展にて「花ざかり」が横山大観や川合玉堂らと並んで銀牌を受賞し、日本画壇でゆるぎない地位を確立。
- 昭和9年
- 母、仲子死去。母への思慕を描いた「母子」が政府買い上げとなる。
- 昭和11年
- 文展招待展に出品した「序の舞」が政府買い上げとなる。
- 昭和16年
- 帝国芸術院会員となる。
- 昭和23年
- 女性として初の文化勲章を受章。
- 昭和24年
- 奈良県平城の山荘にて永眠。享年74歳。
上村淳之 画伯 略歴

- 昭和8年
- 文化勲章受章の日本画家、上村松篁の長男として
京都市に生まれる。祖母は女性として初めて文化勲章を
受章した美人画の大家、上村松園。 - 昭和28年
- 京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)日本画科に
入学。 - 昭和31年
- 第20回新制作協会展に「水」を出品し、初入選。
- 昭和34年
- 京都市立美術大学専攻科修了。
- 昭和43年
- 第32回新制作協会展に「緋縅綬鶏」「火鶏」を出品し、
新作家賞を受賞。 - 昭和53年
- 第5回創画展に「晨Ⅰ」「晨Ⅱ」を出品。創画会賞を受賞し、
文化庁買い上げとなる。 - 昭和56年
- 創画会会員に推挙。
- 昭和59年
- 京都市立芸術大学教授となる。
- 平成4年
- 京都府文化賞功労賞を受賞。
- 平成6年
- 松伯美術館が開館。館長に就任。
- 平成7年
- 日本芸術院賞を受賞。
- 平成11年
- 京都市文化功労賞を受賞。京都市立芸術大学名誉教授・副学長に就任。
- 平成14年
- 日本芸術院会員に推挙。
- 平成17年
- 京都市学校歴史博物館館長に就任。
- 平成25年
- 文化功労者として顕彰を受ける。
現在、独自の花鳥画の創作に専心、全国各地で個展を開催している。
上村松園 筆 鼓の音 軸装
一括価格 149,800円(税込164,780円)
発送手数料 700円(税込770円)